姫路に行くと市内にモノレールが走っていたの形跡が今でも
あちらこちらで確認できます。

そのモノレールについて少し調べてみると、
姫路大博覧会(姫路市手柄山)が開催された1966年に開業され、
その会場へのアクセスとして姫路駅から手柄山駅までを結ぶ1.6kmの区間に
途中、大将軍駅があり全3駅だけの営業だったみたいです。
開業のその後は採算が合わず僅か8年で廃業となったみたいですが、
採用したシステムも含めて見込み、見通しの甘さが原因だったみたいです・・・
更に、このモノレールが鳥取まで延線される計画があったと聞いて驚きでした。。。

それでも、

ビルの中間部にモノレールが走っている区間があったりと発想としては、
なかなかユニークな部分もあったかと思います。
ただ、このビルの中にあった大将軍駅は姫路駅からは近すぎて
歩いた方が早く到着したみたいです・・・

ただ数々の遺構を見ていると、
昭和の匂いがプンプンして何とも言えない良い味を出しています。
今後は、今残っている軌道や柱脚が更に老朽化して落下などの危険性は否めない
のですが、子供の頃にモノレールに乗った人たちにとっては強烈な印象と記憶
として大事に残っていると思います。”負”の遺産とまでは言い切れないのですが、
大事に残す手はないのかなと思います。