あの途轍もなく大きな地震、津波の発生から2週間が過ぎました。

今でも大きな余震が毎日のように起こり、
原発問題も予断を許さない状況が続き、
電気、水道、食料、水・・・

阪神・淡路大震災の時には建物の耐震性などがクローズアッップ
されて、その後も耐震性に関しては何度も対策や議論が行われて
最小限の対応は個人でも何とか出来る範囲だと思うのですが、
津波と言うものには個人レベルではどうすることも出来ない事だと
実感させられましました。

一瞬の出来事で本当に多くの方が亡くなられました。
ご冥福をお祈りします。
そんな中、世界各国の対応には感謝と共に嬉しく思いました。

しかし原発の問題が色んな支援や復興の大きな妨げになっています。

僕も以前に原発の仕事に携わっていた事があり、
設計の仕事とはいえ原発内で建屋の計測などをしていたのですが、
館内へは指紋チェックで入管し防護服を着て、防護マスクも付けて
放射線アラームを携帯しての作業になり、作業時間が例え短くても
放射線が一定基準を超えるとアラームがなり、その日の作業は中止となります。
安全だと判っていても決して安心出来る事ではありませんでした。
現在、原発に従事されている方も危険だと判っていても自分の健康を顧みず
復旧作業を続けているかと思うと・・・

それと共に多くの方々が避難所生活を余儀なくされています。
何とか仮設住宅の建設も始まり救援物資も少しずつ動き出して来たと思いますが、
まだまだ緊急を要し、絶対量も要し、本当に必要な物は未だ無く、
全ての人をケア出来ていない状況である事は想像に難くないのでが、
現状では何一つも手伝う事の出来ない自分です・・・

途方も無い位に多くの問題を一つずつ片付けて行かなくてはならないのですが、
日本人の持っている力を信じて!です。

僕ら被害の無かった地域の人間は少しでも多くの義援金を送り、
暗くならず日本経済を停滞させないことが役割だと思います。
政府や電力会社への批判は後から幾らでも出来る事で、現状では不要な事です。デマを流すのも窃盗を行うのも不要な事です。