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デザイナー 西川健治

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1.17。

あれから14年経ちました。

いつも思い出すことがありまして、
僕の幼馴染のお父さんも建物が倒壊して亡くなったのですが、
その倒壊した建物は僕が小学3年生で別のところへ引越しするまで
住んでいた生家で1階に3軒、2階にも3軒の長屋住宅でした。
僕達家族が1階・端の部屋で幼馴染の家が1階・真ん中の部屋でした。
2階の部屋の人が帰って来ると階段を昇る足跡も直ぐに判るくらいの
古い昔ながらの長屋住宅でした・・・

そして、あるときに幼馴染の家がもう一つ反対の1階・端の部屋も
借りることになりました。

もちろん2部屋を借りても長屋なので玄関は別々になりますので、
その亡くなったお父さんが部屋同士の間仕切り壁をぶち抜いて
2つの部屋を繋げたのです。
(子供の頃は僕も友達の家が広くなったと大喜びでした。)

ぶち抜いた壁は今考えても構造上は重要な耐力壁だったなと思います。
もちろんそれだけで建物が倒壊したとは思いませんし、
僕の住んでいた1階・端の部屋が建物全体ではコーナーとなる部分
でしたが、そこには我が家の玄関引き戸が堂々とありましたから・・・
その場所こそが構造上は一番重要な部分だったと思います・・・
当然、正面側には6軒分の玄関戸があった訳でその面の耐力壁なんて
皆無だった思います。

そしていつも思うのが亡くなったお父さんはぶち抜いた壁の横で毎日
寝ていたので、もしあそこに壁が残っていたら少しは崩れ方も
変っていたのかなと・・・
僕達家族が引越した後に越されて来た方もよく知った方だったので・・・

もう少しでも早くこの設計の仕事に携わっていれば、
何か出来ることはあったのではといつも思います。

それと思い出の場所がもう無いのは、
やはり淋しいです。

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