先日、NHKで「富人と農民工」という番組がありました。

内容は、最近よく見る中国の大富豪の贅沢な暮らしぶりを
嫌味なくらいに映し出し、
反対に内モンゴルの田舎から都会へ出稼ぎに来ている
人達の様子を映していました。

ある出稼ぎに来ている夫婦の様子は、
子供の怪我の治療費を稼ぐために子供を祖父母に預け、
毎日の仕事もろくに無く、ある仕事はきつく、治療費が
なかなか工面出来ずに夫婦喧嘩の絶えない毎日でした。
子供の怪我の治療費は約30万円らしいのですが、
その家族の年収の数倍にもなるみたいで旧正月で実家に
帰る時に子供のお土産もまともに買えない様子でした。
そして、この生活が何年も続いてる状況でした。

方や、大富豪はフェラーリを乗り回し、
政財界人を集め盛大な誕生パーテイーを開き、
投資話に夢中でした。
そして富豪達の合言葉が「お互い儲けましょう」でした。
そして、中国ではこの富裕層が増え続いてる状況です。

この二つの暮らしを見ていると同時代、同国の人達とは
とても思えませんでした。
経済成長を最優先してきた結果なのでしょうが、
他国とはいえ、この格差の広がりは止まるのでしょうか?
日本でも同じように格差社会が問題になりますが
比ではないような気がしました。
しかし日本もこれからは景気が上向く?のでしょう?
番組を見ていて対岸の火事ではないと思いました。

政策が悪いのか?富裕層になれないのが悪いのか?
でも頑張りが報われない社会に未来がありますか…