もう少しでドイツワールドカップが始まりますが、
その開幕戦が行われるのがこのアリアンツ・アレナです。
ヘルツォーグ・アンド・ド・ムロン設計(日本ではプラダ青山など)の
すごくカッコいいスタジアムです。
スタジアムの皮膜(外壁・屋根にあたる部分)をライトアップすることで、
ここを本拠地とするバイエルン・ミュンヘンのチームカラー赤・青にしたり、
ドイツ代表のカラー白・黒へと変化させる事ができるみたいです。

このスタジアムの皮膜に日本企業の旭硝子「ETFEフィルム」という製品が採用されています。スタジアムの天然芝を枯れさせないためにはできる限りの太陽光をグランドに取り込む必要がありますが、「ETFEフィルム」は書類を挟むクリアファイルを少し厚くしたようなものらしく、日射の透過率が90%を越しているとの事です。

スタジアム計画での天然芝の育成事項は難しく、失敗例としてはミラノのサン・シーロスタジアムや、神戸のウィングスタジアムもそうです。

このアリアンツ・アレナは機能とデザインを備えた最先端のスタジアムだと思います。一度は行ってみたいスタジアムです。